あなたのレビュー本当に大丈夫？薬機法についての解説

多くの方がカンナビノイド製品のレビューをされていますが、その内容は果たして大丈夫でしょうか？

いいえ、レビューアーも該当します。
・薬機法の広告規制について
・該当するものはだれか？
・どんな表現がダメなのか？
について、この記事ではお話ししていきます。

薬機法とは？

薬機法とは、
2014年に薬事法が改正され、法律名は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」へ改正されました。
これを一般的に「医薬品医療機器等法」や「薬機法」と略されたり、呼ばれています。

内容としては、
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品(以下医薬品等)の製造・販売・広告・表示についての規制を定めているものです。
厚生労働省が管轄しています。

対象の商品カテゴリ

対象の商品は先ほども述べた様に
・医薬品
・医薬部外品
・化粧品
・医療機器
・再生医療等製品
です。

ではCBDの製品は、何に該当するか？というと
リキッド、ジョイントともに「雑貨」です。

いいえ、そうではありません。
確かにカテゴリとしては雑貨になるので薬機法の規制対象に当てはまりません。

しかし、まるで医薬品等のように、効果・効能を謳ってしまうと医薬品等とみなされてしまい、未承認医薬品広告規制に抵触し薬機法違反となってしまうのです。(薬機法第68条)

対象者について

上記でお話しした効果効能を謳ってしまうと広告規制違反、と言うのは誰が対象となるのか？

第六十八条（承認前の医薬品、医療機器及び再生医療等製品の広告の禁止）には「何人も」と謳われています。
つまり、事業者のみならず全員です。
参考：https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000145

事業者が商品ページや宣伝時に効果効能を謳うのはNGというのはよく知られている話かと思います。
しかし、レビュアーの方も対象になることがわかっていただけたかと思います。

広告の定義は？

規制成分のレビューやXの投稿、ブログ記事は薬機法に引っかかる！？
↑こちらの記事でより詳しく書いていますが、

【薬機法で規制される広告の定義】
①顧客を誘引する意図が明確であること
②特定医薬品などの商品名が明らかにされていること
③一般人が認知できる状態であること

https://www.89ji.com/89ji_data/pdf/yakuji_koukoku.pdf

です。

簡単に言うと、
商品PR(レビュー)した商品と、説明した効果効能がリンクしている記事などが、他者から確認できる状態
にあると規制対象といえるでしょう。

どんな表現が違反になるのか

どんな表現のを指すかというと
・病気や症状に対して、改善や予防などに効果があると捉えられる表現
・体の機能に対して効果、影響があると捉えられる表現
「治る」「効果あり」「改善」などは要注意ワードです。

CBD関連でよく目にする表現をあげると
・ストレス、不安の改善
・睡眠効果の促進、質向上
などが当てはまる可能性が高いです。

そうなっちゃいますよね。ただ、抽象的な使い方は許容されています。

たとえば、
NG「ストレス改善」
OK「さっぱりした香りでスッキリ」
など。

病気や症状、体の機能に対して効果や影響があると表現、断言してしまうとNGなので、より抽象的にかつ、効果効能でない文言を使用するとよいでしょう。
※OK、NG判断は専門家に相談するのが一番ベストです。
　専門家の弁護士や、厚生労働省に相談するのが良いでしょう。
参考
薬機法違反に関わる違反表現・広告事例集134選 | 薬事法ドットコム

違反した場合の罰則

2年以下の懲役または200万円以下の罰金などの刑事罰が科される可能性があります。
さらに、薬機法では即逮捕になる可能性があるため、注意が必要です。
やはり、医薬品の安全性に関わる＝国民の安全性に関わる法律であるため重い処罰が設定されているのでしょう。

さいごに

いかがだったでしょうか？
・薬機法の広告規制に該当する可能性がある
・対象者はだれか
・どんな表現がダメなのか
について知ることができたと思います。

「最大限、伝えられることが伝えたいんだ!!!!」というレビュアーの方がおられましたら、表現について専門家に相談してみてください。
なかなか難しい法律なので、最新の注意を払いつつ、ご自身でもたくさんの情報を集めて抵触しないよう気をつけて、カンナビノイドライフを楽しんでいきましょう。

それでは最後まで読んでくださった皆様に。
最高の音楽と出会えますように！

NAGOMI CBD