法律関係

規制成分のレビューやXの投稿、ブログ記事は薬機法に引っかかる!?

過去規制されていなかったが、今は規制されてしまった。
そんなカンナビノイド製品をX(旧:Twitter)やブログ、Youtubeなどで製品レビューされていた方もおられると思います。

規制された後にその投稿が残っていたらどうなるのか?そもそも残っていたらまずいのか?
についてお話します。

指定薬物は薬機法に基づき宣伝を含む広告は禁止

先に結論をお話しすると、冒頭にお話ししたような投稿が規制後にも残っていることはNGです。
薬機法により禁止されています。(以下詳細)

薬機法の指定薬物の取扱いに対する広告の制限について

第七十六条の五 指定薬物については、医事若しくは薬事又は自然科学に関する記事を掲載する医薬関係者等(医薬関係者又は自然科学に関する研究に従事する者をいう。)向けの新聞又は雑誌により行う場合その他主として指定薬物を医療等の用途に使用する者を対象として行う場合を除き、何人も、その広告を行つてはならない。

医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 | e-Gov法令検索

簡単に言うと、指定薬物を医療等の用途に使用する者以外に対して広告を行ってはならないと記載されています。
つまり、一般的に行われている商品レビューは、一般消費者向けの広告に当てはまるのでNGとなります。

そもそも薬機法における広告の定義は?

広告の定義(要件)については、1998年に厚生省医薬安全局から通知されています。

1.顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昴進させる)意図が明確であること
2.特定医薬品等の商品名が明らかにされていること
3.一般人が認知できる状態であること

https://www.89ji.com/89ji_data/pdf/yakuji_koukoku.pdf

それぞれ簡単に説明をすると、

1.顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昴進させる)意図が明確であること

これは文章通り、「商品を買ってもらいたい」「売りたい」という意図が明確にわかることを指しています。
おすすめ、紹介してたら当てはまるでしょう。

他にも
・PR
・アフィリエイトリンク
・商品ページへの誘導
・チラシ

などが当てはまります。

2.特定医薬品等の商品名が明らかにされていること

これに関しては、
効果効能の説明と商品名がリンクするのであれば当てはまります。
医薬品のような効果効能をうたい、商品を販売することは薬機法によりNGです。
そのことを指しています。

かつ、この紐付けは総合的に判断されます。
チラシで例えると、
「1回目に成分の効能を説明しているチラシを送る」
「その翌日など、2回目に成分の効能は述べていないが、1回目に効能を述べた成分を使用している商品のチラシを送る」

これをやってしまうと総合的に
効果効能の説明 ←→ 商品
といった紐付けがあると判断されるためNGです。

3.一般人が認知できる状態であること

そのままの意味になりますが、一般の方がその広告の情報を得られる様になっているとNGということです。
ネットに投稿している時点で当てはまります。

結果、紹介やレビューは広告に当てはまる投稿になります。
レビュー、プレゼント企画(RT含む)、写真や動画等、宣伝となる内容は全てです。
広告に当てはまるか否か不安な方は、規制成分の商品に対しての発言となる投稿は全て消すのが無難でしょう。

どうしても残したい投稿が該当するのか否か気になるときは、厚生労働省に確認すれば答えてくれると思います。
医薬品等の広告規制について

X(旧Twitter)でのつぶやき検索方法について

Xでレビューなどつぶやいている人が多いと思いますが、

NAGOMI君

過去のツイート1個1個なんて追えないよ….

となるはずなので、該当するキーワードの呟きを検索する方法を2つお伝えします。

①Xの検索にて「検索したいキーワードfrom:@アカウントID」を入力し検索
②スマホから、自身のプロフィール画面を表示。
 右上の虫眼鏡マーク(下画像の赤枠)で「検索したいキーワード」を入力し検索。

これらの機能を駆使して規制成分ツイートを一掃しましょう!

そもそも規制されたカンナビノイド成分って、今どれだけあるんだっけ?
と、記憶が定かでない方は以下の記事でまとめてますので、確認してみましょう。
カンナビノイドの種類は?規制されてる成分は何?についてまとめ

さいごに

いかがだったでしょうか。
規制された成分についての広告は禁止されており、少し詳しいところまでわかったかと思います。
守らないと処罰の対象になってしまうので、必ず行う様にしましょう。

大事な呟きかも知れませんが、自分のことはもちろん、家族、友人、周りの方を守るためにも徹底してください。

それでは最後まで読んでくださった皆様に、笑顔になれる様な出来事が訪れます様に。

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