2023年8月31日にTHCB,THCV含む3物質及び2物質群が新たに「指定薬物」として指定されることが決定しました。
そこで、規制の情報についてや製品の処分の仕方、その他情報についてご紹介していきます。
THCB,THCVなど新たに3種類のカンナビノイドが規制
冒頭でもお話しした様に、2023年8月31日に3物質及び2物質群が新たに「指定薬物」として指定されることが決定しました。
まずは3物質及び2物質群の詳細についてご説明します。
新たに規制された3物質
・THCV
・THCB
・THCjd
の3つです。
2物質群とは??
物質”群”と言われている通り、一つの成分を名指しで規制しているわけではなく複数の物質をまとめて規制するというものです。
これを包括規制といいます。
物質群1はΔ9のものに対して、物質群2はΔ8のものに対して指定されています。
この指定薬物に追加された物質群全てを取り上げると(Δ8,9ともに同じ成分なので略します)
・THCV
・THCB
・THCH
・THCP
・THCjd
この5つです。
厚生労働省がわかりやすく、まとめてますので以下に引用します。
https://www.mhlw.go.jp/content/11126000/001139526.pdf
THCHやTHCPは以前すでに指定薬物として追加されてますので、今回新たに追加されたのは先ほど取り上げた3物質となります。
今回の包括規制の内容
包括規制の内容としては、炭素数が3〜8までのものを一気に規制すると言った内容です。
上の厚生労働省のまとめた表にある分子構造化学式を見てもらうとわかるかと思いますが、
炭素数以外は同じ分子構造のため、今回の様な文言で包括規制されています。
この内容含め、分子構造化学式について詳しく説明されてる動画がありますので、ご興味あれば覗いてみてください。
今回の規制による大きな影響
今回の規制による一番大きな影響と言っても過言ではないのは、「THCV」の規制でしょう。
影響が大きいと思う理由は3つ
・規制対象となる製品を取り扱っている、CBDメーカーの処分対応が大変
・病をお持ちの方で、該当製品に助けられている方
・一般消費者への情報伝達
規制の内容としては、
これらの物質とこれらの物質を含む製品について、医療等の用途以外の目的での製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212475_00046.html
つまり、今回指定された成分は一切含まれてはいけない、非検出の物しか取り扱えないのです。
それが何?量販店とかに売ってるのはCBD製品が大多数じゃないの??
確かに一言で言ってしまえば「CBD製品」です。
しかし、広く流通しているCBD製品の中にはCBD単体の製品だけでなく、CBDのフルスペクトラム※1製品やブロードスペクトラム※2製品も多く普及しており、極微量のTHCVが含まれている製品が多いのです。
そのため、多くの量販店に卸している業者は、かなり大量の製品に対して対応をする必要があるという現状です。
【ざっくりな説明】
※1フルスペクトラム:「全範囲」の意味を持ちます。広く使われる意味は、「大麻の成分が全て含まれている物」です。
※2ブロードスペクトラム:「広範囲」の意味を持ちます。広く使われる意味は、「大麻からTHCを取り除いた物」です。
例えば大手量販店のドン・キホーテにも多くのCBD製品が置かれていますが、その製品の中にも多数ブロードスペクトラムのものがあります。
そのため、一部のコアなカンナビノイドユーザーのみならず、コアユーザーではない一般的な消費者の方にも広く流通しているため、とても大きな影響を及ぼしています。
例として、大手CBDブランドの+WEEDさんは公式WEB SITEにて、規制された成分がどの商品に含まれているかや、処分の注意喚起がされています。
新着情報 | 【重要】(THC系物質群)成分規制によるお知らせ| プラスウィード公式【CBD通販】
病をお持ちの方で、該当製品に助けられている方については緊急事態でしょう。
中には命の危険にさらされるレベルの方もおられます。
緊急事態の方はこの記事を必ず読んでください、アクションすることが大事です。
https://note.com/cbd_otaku/n/nbec5025c8abd
そして、一般ユーザーは規制なんてされると思ってないでしょうから、気づかない人も多いと思います。みんなで拡散してあげましょう。
さいごに
いかがだったでしょうか。
・2023年8月31日に新たに規制された成分
・包括規制について
・一部成分の分子構造化学式について
・THCVが規制成分に追加されたことによる大きな影響
について知ることができたかと思います。
もし規制成分が含まれている製品をお持ちの方がいれば、規制されるまでに必ず処分をお願いいたします。
自分や家族、周りの友人を守るためにも、絶対に行いましょう。
今回の様にカンナビノイド業界事情なども、引き続き更新してまいりますので、是非参考にしてください。
「この記事役に立ったわ!」という方は、是非周りにも教えてあげてください。
カンナビノイド業界をより良くしていきましょう。
それでは最後まで読んでくださった皆様に、Have a nice day !! 良い1日を。
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